地上から青い空へ、そして宇宙へとどんどん濃くなっていく青色。
宇宙に輝く星たちをギュッと集めて宝石にしたら、こんな風になるのではないかと想像を膨らませて配色を考えました。
使用したのは生まれたばかりの星を思わせる淡いブルーから宇宙空間を連想する深いブルーまで濃淡様々なブルーのサファイア。
輝きの強いサファイアは、まさに星の輝き。
小さな接点で繋がれた大小様々な石枠は、一つ一つに高低差をつけることによって、立体感が生まれます。
伏せこみという石をぐるりと囲むタイプに3か所の切れ込みを施した石枠はしっかりとした存在感で石を大きく見せ、シンプルな4本の爪の石枠は軽やかさがあります。2種類の石枠で強弱を感じるつくりです。
ランダムな濃淡と石枠の配置は遊び心を感じさせながらも、同系色なのでまとまりがあります。
デザイン自体はアシンメトリーですが、左右の耳のデザインはシンメトリーになっているので、キチンとした印象です。