鮮やかで艶のある深みグリーン、見ていると吸い込まれるようで圧巻です。
ウラル鉱山産のデマントイドガーネットの類稀なる発色と輝き。
デマントイドはガーネットの一種。1853年にロシアのウラル山脈で発見されると、その強い輝きがダイヤモンドに匹敵するということから、オランダ語でダイヤモンドを意味するデマントイドと名づけられました。
鮮やかなグリーンと高貴な煌きは王侯貴族を魅了し、宮廷ジュエリーとしてもてはやされました。
しかし、ロシア革命後は採掘が途絶え、近年まで"幻の宝石"としてアンティークジュエリーの中でしかみることの出来ない伝説の存在だったのです。
馬の尻尾を思わせるので「ホーステイルインクルージョン」があることも人気のひとつで、宝石としては敬遠されるインクルージョンが逆に人気であるという神秘的なガーネットでもあります。
今回のルースもウラル鉱山産のデマントイドガーネットの類稀なる発色と輝き。
発色を妨げない絶妙な具合にホーステイルインクルージョンがあり、デマントイドらしさのあるルース。
4mmという迫力のデマントイドガーネットを贅沢に配し、細かなダイヤモンドを丁寧にしきつめた繊細なミル細工が指に巻きついているかのように見えるリング。
アームの細かな細工はひっかかりがなく、非常に着け心地なめらか。
手にした瞬間、何かが変わる予感がします。
大人の女性だから許される、こんな贅沢。
印象的なデマントイドのグリーンが、見る人の視線と心を奪います。